生成ウィザード|Project、Application

プロジェクト生成ウィザードを利用して新たなProjectを生成することができます。メニュー[File > New > Project]でプロジェクト生成ウィザードをスタートします。

プロジェクト生成ウィザード

生成されるファイルはEnvironment、TypeDefinition、Application Infomationファイルです。

ステップ1 Location

作成するプロジェクトのタイプ、名前、パスを入力するステップです。 Project NameとLocationを入力します。プロジェクトパスのデフォルト値は、[Options]で指定されたWorking Folderのパスです。

プロジェクト名を入力する際に、下記の特殊文字は使用できません。

同じフォルダ内に同じ名前でプロジェクトを作成することができません。別のフォルダまたは別の名前でプロジェクトを作成する必要があります。

Windows環境では新しいフォルダ名やファイル名に特定の文字が使用できない制約があります。nexacroでも、指定したプロジェクト名で新しいフォルダが作成されるため、同じ制約が適用されます。

命名規則の詳細については、下記のリンクをご参照ください。

https://msdn.microsoft.com/en-us/library/aa365247.aspx#naming_conventions

ステップ2 Screen

プロジェクトで使用するScreen情報を生成することができます。 Screenとは、Applicationの実行時に必要な画面サイズなどと関連付けられた情報の集まりです。プロジェクトの作成時にApplicationで使用Screenリストをあらかじめ設定することができ、追加や編集はScreen Definitionエディタで行うことができます。


項目

説明

1

Width, Height

Applicationの幅、高さを指定します。

2

Screen ID

生成するScreen情報idの値を指定します。

3

Application ID

生成するApplication情報idの値を指定します。

生成されたApplicationオブジェクトのscreenidプロパティ値は、「Screen ID」項目に入力した値が適用されます。

Screen ID、Form名のようにidプロパティ値として指定される項目は、下記の特殊文字を使用することができません。更に、数字で始まる文字列を入力することができません。

スクリプト予約語も使用することができません。nexacro studioで管理するスクリプト予約語は以下の通りです。

arguments

break

case

catch

class

const

continue

debugger

default

delete

do

else

enum

eval

export

extends

false

finally

for

function

if

implements

import

in

include

instanceof

interface

let

new

null

package

private

protected

public

return

static

super

switch

this

throw

throws

true

try

typeof

var

void

while

with

yield

17.1.3.100以降のバージョンでは、ES5サポート機能の追加により、下記のスクリプト予約語をidプロパティ値として使用することができます。

abstract、boolean、byte、char、double、final、float、goto、int、long、native、short、synchronized、transient、volatile

ステップ3 Frame

Applicationで使用するフレームを選択します。[Screen]に基づいて、他のフレームを選択することができます。選択されたフレームは、プロジェクトの作成後に希望する形状に再編集することができます。

Frame Templateで「None」項目ではなく、フレーム構造を持つテンプレートを選択すると、Frameというサービスを生成し、フレーム構造に合ったFormを自動的に生成します。「Details Setting」タブを選択すると、詳細なプロパティ値を変更することができます。


項目

説明

1

Frame Preview

Application構造をプレビュー形式で提供します。

プレビューウィンドウでは、各ChildFrameを選択するか、[Project Preview]、[Layout Preview]でChildFrameを選択することができます。

2

Show Titlebar/Statusbar

Mainframeオブジェクトのshowtitlebar、showstatusbarプロパティ値を設定します。

3

Frameset Separatesize

FrameSetオブジェクトのseparatesizeプロパティ値を設定します。

4

Layout Preview

ChildFrameオブジェクトに接続されたFormのレイアウト構造をプレビュー形式で提供します。

5

Project Preview

生成するプロジェクトの構造をプレビュー形式で提供します。

編集中の項目は青色で表示されます。

ステップ4 QuickCode

QuickCode機能を使用する場合は、4段階の追加オプションを選択することができます。


項目

説明

1

Use 'QuickCode'

QuickCodeの実装に必要な機能を有効にします。

Set development environmentもしくはStart Tutorial項目を選択できます。

2

Set development environment

プロジェクトの作成時に選択したQuickCodeの下位機能を有効にします。

QuickCodeパネルを有効にします。

メニュー[QuickCode > View > QuickCode]から制御できます。

3

Registration: View

Viewコンポーネントを追加します。

Project Explorerで、TypeDefinition > Objects項目を選択し、ComComp.jsonのリストから制御できます。

4

Registration: Model

サンプルModel項目を追加します。

「svcQuickCodeTutorial」という名前で「model」タイプサービスを追加し、サンプルとしてModel項目を追加します。

5

Install: Sample

Viewsetテンプレート、モデル、Viewテンプレート、Actionサンプルファイルをインストールします。

6

Start Tutorial

QuickCode Tutorial Wizardを実行します。

QuickCode Tutorial Wizardで「Cancel」ボタンをクリックすると、QuickCodeの設定なしでプロジェクトを生成します。

プロジェクトの生成後にメニュー[QuickCode > Let's Try QuickCode]からQuickCode Tutorial Wizardを実行できます。

Application生成ウィザード

Application生成ウィザードを利用して、現在のプロジェクトに新しいApplicationを追加生成することができます。メニューの[File>New>Application]でApplication生成ウィザードを開始します。

Application生成ウィザードは、プロジェクトを生成した後、新しいApplicationを追加する場合に使用します。プロジェクト生成ウィザードのような形式で生成段階を進みます。

プロジェクト生成ウィザードとの相違点は、プロジェクトの生成時にFormを生成した場合、フレーム設定時に該当Formを指定することができます。


項目

説明

1

Select Form

ChildFrameオブジェクトに接続するFormを指定します。

2

Set Defaults

ChildFrameオブジェクトに接続するFormをデフォルト値で生成されたFormに設定します。プロジェクト生成ウィザードで、フレームによりデフォルト値でFormを指定します。(たとえば、LeftFrameの場合には、Form_Leftがデフォルト値として作成されたFormです。)

プロジェクトテンプレート

プロジェクト生成ウィザードでTemplate項目を選択すると、予め設定されたテンプレートプロジェクトを生成します。Project Nameと位置を指定するだけでプロジェクトが生成されます。

Add on Template

nexacro studio内で開かれているプロジェクト情報が確認できるAdd on Templateを提供します。テンプレートプロジェクトを生成し、生成されたプロジェクトはExternal Toolsに登録されて実行されます。

提供されるテンプレートプロジェクトを修正して、希望する形に変更することができます。Add onは単独で実行するための用途ではなく、nexacro studio内で開かれているプロジェクト情報を確認する用途でのみ使用することができます。

Add on Templateは下記のような手順で利用することができます。

1

プロジェクト生成ウィザードで「Template > Add on Template」項目を選択します。

2

Project Nameを入力します。

3

「Finish」ボタンをクリックします。

Add on Templateが実行されると、Add onウィンドウが表示され、External Toolsに自動的に登録されます。

4

メニューから「Generate > Application」を選択します。

テンプレートプロジェクトに含まれた基本画面は自動的にGenerateされますが、全体機能を使用するためにはGenerate Application作業が必要です。

5

Add onウィンドウに表示された画面でタブを選択してプロジェクト情報を照会できます。

各タブごとの機能は、下記のとおりです。

タブ名

説明

All

プロジェクトの全体情報を返します。

nexacrostudio.request(requesttype.all)

返されたJSON形式の文字列をTextAreaコンポーネントに表示します。

General

Frames

Forms

Components

プロジェクトに使用するファイル情報を返します。

nexacrostudio.request(requestType.general, dataObjectID)形式で返された値をDataObjectに入れてGridコンポーネントに表示します。


出力結果は、CSVファイル、Excelファイルでエクスポートする機能を提供します。

  • Excelファイルのエクスポートには、XENIを使用し、接続したXENIサーバのURLを入力する必要があります。

Form Print

選択したForm画像を返して印刷します。

nexacrostudio.getFormImage(strFormurl)

6

コードを修正した場合は、Add onウィンドウでRefreshボタンをクリックします。

コードを修正してGenerateした場合、すぐに反映されません。

紐づいているAdd onウィンドウでRefreshボタンにより再読み込みを行ったタイミングでGenerateされたコードが反映されます。

修正したテンプレートプロジェクトをテストする際には、上記の方法で更新してください。

traceメソッドにより、requestメソッドの実行後に返される値を確認することもできます。