プロジェクトの編集|TypeDefinition

TypeDefinitionはnexacroを含むnexacro studioで実行するPrefix情報が含まれています。プロジェクトを編集および実行する実体となるファイルであり、ダイアログボックス型のエディタで新規項目追加、既存項目変更および削除などの編集作業を行うことができます。TypeDefinitionエディタで編集した内容は、XMLに変換され、ファイルに保存されます。

TypeDefinitionエディタは、Project Explorerのコンテキストメニューから[TypeDefinition]の下位メニューをダブルクリックするか、マウス右ボタンをクリックし、メニューから[Edit]項目を選択してポップアップウィンドウで開くことができます。

Objects

nexacroを駆動するライブラリとFormで使用するオブジェクトを管理します。

モジュール情報の編集

ModuleのModule Nameは必ず入力する必要がある必須項目であり、一意の値を持ちます。登録されたModuleファイルはOptionsウィンドウに入力された「Base Lib Path」に基づいて相対パスで管理されます。もし、入力されたModuleファイルが存在しない場合は、警告メッセージが呼び出され、編集がキャンセルされます。

順序の変更

Moduleを登録するときは、順序が重要です。 Applicationをロードする前にModuleを読み込むため正確な順序で登録されてない場合、nexacro studioでプロジェクトのロード時にも影響を与えます。登録したModuleの順序を変更するには Up / Downボタンで変更します。

ソースファイルの表示

Moduleを選択してから「Show Json」をクリックすると、新しいウィンドウで該当ファイルのコードを表示します。ソースは読み取り専用で提供され、編集することができません。

Objectsリスト

項目

説明

ID

必須項目であり、固有の値を持ちます。

ClassName

必須項目であり、固有の値を持ちます。

Image

ツールバーのオブジェクトのアイコンとして使用します。

Width

Form編集画面にコンポーネントのサイズを個別に指定せずに、マウスをクリックして配置する場合に設定される幅、高さの値です。

Height

PrefixID

オブジェクトの作成時にidプロパティ値として使用される値です。

[PrefixID]+"00", [PrefixID]+"01"の順に生成されます。

Datasetのように表示されないオブジェクトの場合、DefaultWidthとDefaultHeightの値は無意味です。

Width、Height項目に不正な値を入力すると、0として処理されます。

Design画面上に配置可能なコンポーネントでは、TypeDefinitionでコンポーネントのWidth、Height項目値を「0」に設定していても、コンポーネントを配置する時点でwidth、heightプロパティ値が「100」に自動的に設定されます。

Objectsリストには、頻繁に使用するオブジェクトのみ登録されています。モジュール情報の中でComComp、Grid、DeviceAPI項目に含まれているオブジェクトは、リストを広げた後に追加するオブジェクトを選択して、[+]ボタンをクリックすると、Objectsリストに追加されます。

オブジェクトのリファクタリング

TypeDefinitionに定義されたオブジェクトのIDを変更する場合に使用中のファイルを参照して、自動的に変更されたオブジェクトIDに変更するリファクタリング機能が実行されます。

Objectsリストで[Button]項目のIDを[Button2]に変更した場合、すべてのプロジェクトの中で、[Button]を使用しているすべてのFormリストを出力します。[Rename]ボタンをクリックすると、ID値のすべて変更し、変更するFormを開いて、変更された内容を保存します。

PrefixID

プロジェクト内のネーミングルールに基づいて、各コンポーネントやオブジェクトのPrefixIDを指定することができます。たとえば、ButtonコンポーネントのPrefixIDを「Btn」に変更すると、画面上に配置したButtonコンポーネントのidは「Btn00」で開始します。

Services

Service Definitionでは、nexacro studioで使用されるFolder PathやInternet URLなどを管理します。Add、Deleteボタンを使って新たなServiceを追加したり、選択されたServiceを削除することができます。

User Serviceに登録した項目は、各項目の先頭に表示されているアイコンをドラッグ&ドロップすることで順序を変更することができます。

サービス情報の編集

サービスのPrefixIDとType、URLは必ず入力する必要のある項目であり、PrefixIDは、一意の値を持ちます。

Service Definition


説明

Default

PrefixID

ServiceのPrefixID

Type

ServiceのType

URL

Serviceのurl

CacheLevel

キャッシュ機能使用の設定

Version

Serviceのバージョン情報

Communication

version

Communicationのバージョン情報

Extension

Include

Sub-directory

Typeがform、file、jsである場合、URLに該当する下位ディレクトリの表示可否

Resource Serviceのtheme、imagerc、extlib項目は「true」に設定されており、変更不可

FileExtension

サービスで管理する対象ファイルの拡張子のリスト

(Typeがfileの場合に使用。例:js;txt;xfdl,xml)

ServiceList

Typeがbs、metadata、modelである場合に活性化

DataSchema

Typeがbs、metadata、modelである場合に活性化

Search Column

Typeがmetadataである場合に活性化。

メタデータエディタでデータ検索時に検索範囲カラムを指定。

入力しない場合、検索範囲にすべてのカラムを含む。

区切り記号としてコンマ(,)、セミコロン(;)を使用。

Include Sub-directory項目を「true」に設定すると、Project Explorerコンテキストメニューから[New Folder]が有効になります。

サービス情報編集時Typeごとにサポートされるファイル拡張子は以下の通りです。

Service Definition

タイプ

ファイル拡張子

none

nothing

form

*.xfdl, *.xjs, *.js

js

*.js, *.xjs

file

*.*

JSP

nothing

ASP

nothing

SAP

nothing

bs

XML

metadata

XML

model

*.xmodel

Project Explorerにて、特定ファイルをクリックした場合、接続されるエディターは以下の通りです。

Service Definition

エディター

ファイル拡張子

ADLエディター

*xadl

FDLエディター

*.xfdl

Themeエディター

テーマ項目をダブルクリックした場合

スクリプトエディター

*.js, *.xjs

XMLエディター

*.xml

XCSSエディター

*.xcss

画像ビューア

*.bmp, *.jpg, *.jpeg, *.gif, *.png, *.jfif, *.tif, *.tiff, *.svg

テキストエディター

*.txt, *.html, *.jsp, *.asp, *.json, *.css

選択したファイル拡張子に関連付けられたエディターがない場合は、テキストエディターで実行するかを確認するウィンドウが表示されます。

Service Refactoring

Type Definitionで使用中のServiceのPrefixIDまたはURLを変更する場合、使用中の部分を自動的に変更された項目に変更するリファクタリング機能を実行します。

ProtocolAdaptors

プロトコルアダプタを登録する画面です。nexacroから提供されるデータ処理は、データ自体を変換して処理されません。デフォルトプロトコルであるHTTPを使用して要求と応答を処理します。ただし、ユーザーの環境によってデータを暗号化して通信したり、必要な形式に変換して処理する過程を必要とすることがあります。

プロトコルアダプタは、他のデータ構造を必要とする関係を互いに連結して希望する形に動作するようにするツールです。簡単な設定だけで必要な機能を簡単に作成することができます。

プロトコル情報の編集

プロトコルを追加して、nexacroの実行環境ごとに別々に適用することができます。実行環境ごとにプロトコルを呼び出すModuleまたはClass情報をそれぞれ入力することができます。

プロトコル追加ウィザード

プロトコル追加ウィザードを使用して、TypeDefinitionに新しいプロトコルを追加することができます。プロトコル追加ウィザードを起動する方法は2つあります。

ユーザーは、どちらかを選択してプロトコルを追加します。

項目

説明

Protocol ID

プロトコルの IDです。 Protocol IDは、サービスの URLに使用されます。

[Protocol ID]://

PrefixID

サービス Prefix IDとして使用する IDです。

Type

サービスタイプです。 JSP、ASPの中から選択することができます。

使用するSystem Typeを選択して、必要な項目を入力することができます。チェックボックスをクリックすると、該当システムに必要な項目を入力することができます。

項目

説明

Windows

ModuleName

バイナリモジュールの名前です。TargetPathのパスから[ModuleName].dllファイルを検索して登録します。

ModuleNameは、start.jsonに追加されます。

TargetPath

バイナリモジュールを受け取るパスです。

TargetPathは start.jsonに追加されます。

Windows

> Update

File

モジュールファイル名です。(TypeDefinition>Updatesに登録される情報)

TargetPath

デバイス内のアップデートパスです。

Version

モジュールファイルのバージョンです。

macOS

ModuleName

macOS用モジュールのファイル名です。

TargetPath

モジュールのパスです。TargetPathのパスからモジュールを検索して登録します。

macOS

> Update

File

モジュールのファイル名です。(TypeDefinition>Updatesに登録される情報)

TargetPath

デバイス内のアップデートパスです。

Version

モジュールファイルのバージョンです。

項目

説明

Web Browser

Classname

Web Browser環境で使用するプロトコルのクラス名です。

environment.xml.jsの registerclass配列に登録され、他のコンポーネントと一緒にロードされます。

Android

Classname

Android環境で使用するプロトコルのクラス名です。

start android.jsonファイルに Protocol IDと Classnameが登録されます。

iOS

Classname

iOS環境で使用するプロトコルのクラス名です。

start ios.jsonファイルに Protocol IDと Classnameが登録されます。

DeviceAdaptors

DeviceAdaptorタイプのモジュールをインストールする際、該当モジュールのプロパティ値を設定できます。

項目

説明

Adaptor ID

モジュールIDのプロパティ値です。モジュールのインストールの際に変更できます。

ClassName

モジュールClass nameを表示します。該当値は変更できません。

Configuration

モジュールで設定できるプロパティの一覧を表示します。プロパティ値を設定できます。

スクリプトでAdaptor ID値を使用して、デバイスオブジェクトの情報を取得できます。

var voicerecognition = nexacro.getEnvironment().getDeviceAdaptor("VoiceRecognition");