ローカルでの実行環境は必ず必要ではありません。しかし、ローカルで実行すると、サーバーのリソースを節約し、テストの時、外の開発者との干渉を最小化することができます。
参考としてサンプルプロジェクトのローカル実行環境設定は、Windows XPを基準にします。
システム要求事項
Setup ファイル名 | |
---|---|
Java | 1.4 以上 |
Memory | 制限なし。 1M 以上推奨 |
Web Application Server | 制限なし |
OS | 制限なし。テストはWindows、Linux |
JDKインストール
サンプルプロジェクトでは、JDK6 バージョンを使います。
JDK ダウンロード
URL = http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp
“Java SE Development Kit (JDK)” 項目を探してダウンロードしてください。
ダウンロードした JDK(jdk-6u16-windows-i586.exe)を実行します。
次のような画面からJDKをインストールするパスを選択して、Nextボタンをクリックします。
インストールが始まります。
自動でJREをインストールします。 次のような画面からJREをインストールするパスを選択して、Nextボタンをクリックします。
インストールが始まります。
Finishボタンを押すとインストールが完了します。
環境変数のセッティング
“システムのプロパティ” > “詳細設定”タブ > “環境変数”ボタン > システム環境変数欄の“新規”ボタンをクリックしてください。
新しいシステム変数の入力ウィンドウに、以下のように入力します。
変数名=JAVA_HOME,変数値=[JDKインストールパス]
変数名=JRE_HOME,変数値=[JREインストールパス]
入力を終えると、次のようにシステム変数欄に表示されます。
TOMCAT(WAS) インストール
サンプルプロジェクトでは 5.5.28 バージョンを使います。
TOMCATダウンロード
URL = http://tomcat.apache.org/download-55.cgi
インストール
適当なディレクトリにダウンロードしてから圧縮を解凍します。
解凍したフォルダを適当な位置に移動します。
サンプルプロジェクトでは “C:\ apache-tomcat-5.5.28”にしました。
これで WASがインストールされました。
XPLATFORM HTML5のインストール
War ファイルを使った新規 Contextインストール
XPLATFORM HTML5の warファイルを利用してインストールする方法を説明します。 次の説明は、Apache Tomcatを基準にした説明です。 他のWeb Application Serverは、該当WASのマニュアルを参照してください。
Context設定ファイルを作成してインストールする方法は、Tomcatバージョンによってサポートされないことがあります。Tomcat 7.2以上のバージョンでは、通常の配布ができません。
1段階 : XPLATFORM HTML5のwarファイルコピー
XPLATFORM HTML5のwarファイルを、適当なディレクトリにコピーします。 Warファイルは、XPLATFORM HTML5 配布版に含まれたxplatform9-ajax.war です。
サンプルプロジェクトでは、パスを“C:\XAE\xplatform9-ajax.war”にしました。
2段階 : Tomcatの Context設定ファイル作成
<Tomcat Home>/conf/Catalina/localhost/xplatform9-ajax.xmlファイルを、次のような内容で作成します。
例えば、Warファイルを“C:\XAE\xplatform9-ajax.war”にコピーした場合は、次のように作成してください。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Context path="/xplatform9-ajax" docBase="C:/XAE/xplatform9-ajax.war"> </Context>
3段階: Tomcat 起動
Tomcatの起動は、“<Tomcat Home>/bin/startup.bat”ファイルを実行します。
Tomcatの終了は、“<Tomcat Home>/bin/shutdown.bat”ファイルを実行することで、終了します。
Jar ファイルを使った既存 Contextインストール
XPLATFORM HTML5のjarファイルを利用してインストールする方法を説明します。 既存のContextを維持したまま、XPLATFORM HTML5ライブラリファイル(jar)をコピーしてインストールすることができます。 例えば、既にインストールされたウェブアプリケーションの名前を“myajax”にして、インストールパスを“<Tomcat Home>/webapps/myajax”にします。
1段階 : XPLATFORM HTML5の jarファイルをコピー
XPLATFORM HTML5のjarファイルを、既存Contextのライブラリディレクトリにコピーします。 例題のプロジェクトでは、 <Tomcat Home>/webapps/myajax/WEB-INF/lib ディレクトリに、XPLATFORM HTML5 jarファイルをコピーしました。
2段階 : 外部依存ライブラリコピー
XPLATFORM HTML5の外部依存ライブラリを、既存Contextのライブラリディレクトリにコピーします。 例題のプロジェクトでは、<Tomcat Home>/webapps/myajax/WEB-INF/libディレクトリに、XPLATFORM HTML5の外部依存ライブラリをコピーします。 外部ライブラリリストは、下端の“4.4.3 インストール用ファイル”を参照してください。
3段階 : web.xml 変更
Web.xmlの内容に、次のような Servlet 設定を追加します。
例題のプロジェクトでは、<Tomcat Home>/webapps/myajax/WEB-INF/web.xmlにあります。
<servlet> </servlet> <servlet> <servlet-name>LoadResource</servlet-name> <servlet-class>com.tobesoft.xplatform.ajax.service.LoadResourceServlet</servlet-class> <init-param> <!-- StreamLog を出力するかどうか指定 --> <param-name>streamLog</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param> <init-param> <!-- サーボスの実行時間を出力するかどうかを指定 --> <param-name>elapsedTime</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param> </servlet> <servlet> <servlet-name>ImageFilter</servlet-name> <servlet-class>com.tobesoft.xplatform.service.ImageFilterServlet</servlet-class> <init-param><param-name>cacheDir</param-name> </init-param> </servlet> <servlet> <servlet-name>ForwardRequest</servlet-name> <servlet-class>com.tobesoft.xplatform.service.ForwardRequestServlet</servlet-class> </servlet> < -- 画像を加工して新しいイメージを返します(Stretch対応)-- > <servlet-mapping> <servlet-name>ImageFilter</servlet-name> <url-pattern>/services/ImageFilter</url-pattern> </servlet-mapping> < -- 要求されたデータを他のサービス(url)に転送し、他のサービス(url)から受信されたデータに応答する中間伝達者の役割のHttpServletです -- > <servlet-mapping> <servlet-name>ForwardRequest</servlet-name> <url-pattern>/services/ForwardRequest</url-pattern> </servlet-mapping> </web-app>
4段階: Tomcat起動
Tomcatの起動は、“<Tomcat Home>/bin/startup.bat”ファイルを実行します。
Tomcatの終了は、“<Tomcat Home>/bin/shutdown.bat”ファイルを実行することで、終了します。
インストール用ファイル
XPLATFORM HTML5 サーバーインストールのためのファイルは、次のとおりです。
XPLATFORM HTML5
次は XPLATFORM HTML5のインストールファイルです。
ファイル名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
Xplatform-xapi-x.x.jar | 必須 | XPLATFORM X-API |
Xplatform9-ajax-x.x.jar | 必須 | XPLATFORM HTML5 |
次はXPLATFORM HTML5の外部依存ライブラリです。
モジュール名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
Commons-logging-x.x.jar | 必須 | |
Commons-collections-x.x.jar | 必須 | |
Commons-beanutils-x.x.jar | 必須 | |
Commons-digester-x.x.jar | 必須 | |
Commons-codec-x.x.jar | 必須 | |
xpp3_min-1.1.4c.jar | 必須 | |
xstream-1.3.1.jar | 必須 |
XPLATFORM HTML5 Imagefilter
次は XPLATFORM HTML5 Imagefilterのインストールファイルです。
ファイル名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
Xplatform9-imagefilter-x.x.jar | 必須 | Image Filtering |
次はXPLATFORM HTML5の外部依存ライブラリです。
モジュール名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
com.springsource.org.apache.batik.ext.awt-x.x.x.jar | 必須 | |
commons-logging -x.x.x.jar | 必須 | |
Commons-codec-x.x.jar | 必須 | |
gif4j_pro_x.x.jar | 必須 | |
imagefilter-x.x.jar | 必須 |
XPLATFORM HTML5 Exportexcel
次は XPLATFORM HTML5 Exportexcelのインストールファイルです。
ファイル名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
xplatform9-exportexcel-x.x.jar | 必須 | Export Excel |
xplatform-xapi-x.x.jar | 必須 |
次はXPLATFORM HTML5 Exportexcelの外部依存ライブラリです。
モジュール名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
commons-beanutils-x.x.x.jar | 必須 | |
commons-logging -x.x.x.jar | 必須 | |
Commons-collections-x.x.x.jar | 必須 | |
Commons-digester-x.x.x.jar | 必須 | |
Poi-x.x.jar | 必須 |
外部オプションライブラリ
次はXPLATFORM HTML5の外部オプションライブラリです。
モジュール名 | 必須 | 主要機能 |
---|---|---|
Log4j-x.x.jar | 選択 |
必須でインストールする必要があるjarは開発及び運用時に必ず必要となります。
ライセンスファイル
次はライセンスファイルの種類です。
Setup ファイル名 | |
---|---|
XPLATFORM_Server_License.xml | XML 形式のファイルにて提供します。 X-APIjarファイルと同じ位置またはclasses フォルダに置きます。 X-API,HTML5 実行の時チェックします。 |
XPLATFORM_Client_License.xml | XML 形式のファイルにて提供します。 Webでアクセス可能なパスに置きます。 ADLのlicenseurlに該当ファイルパスとファイル名を設定します。 Runtime,Widget 実行の時チェックします。 |
Tool License | Product Key 形態の文書で提供 UX-StudioのHelp-AboutUX-Studioで登録します。 |
X-API ライセンスの登録
プロジェクトコンパイルと配布のためにX-APIライセンスを登録する必要があります。 X-APIのライセンスファイル名は “XPLATFORM_Server_License.xml”です。
X-API 使用に対するライセンス適用は、二つの方法があります。
ライセンスファイルを jarファイルと同じ位置に置く。
ライセンスファイルをクラスパスに置く。
二つの位置に同時にライセンスファイルが存在する場合には、 1) を優先的に適用されます。jarファイルと同じ位置に置く場合、パスは一般的にWeb Applicationの/WEB-INF/libになります。クラスパスに置く場合、一般的にWebApplicationの/WEB-INF/classesになります。
ライセンスが登録されていない場合のコンパイルエラーメッセージ
TOMCATコンソール画面
UX-Studioでのエラーメッセージ
ライセンスファイルをjarファイルと同じ位置に置く場合
サンプルプロジェクトで“C:\XAE\xplatform9-ajax.war”に置いてTOMCATを実行すると、“<Tomcat Home>/webapps/xplatform9-ajax” ディクトリが生成されます。
ライセンスファイル(XPLATFORM_Server_License.xml)を
“<Tomcat Home>/webapps/xplatform9-ajax/WEB-INF/lib”に置きます。
ライセンスファイルをクラスパスに置く場合
ライセンスファイル(XPLATFORM_Server_License.xml)を、
“<Tomcat Home>/webapps/xplatform9-ajax/WEB-INF/classes”パスに置いておきます。
もしも該当パスが存在しない場合は、フォルダを生成してください。