MetaInfoの編集

プロジェクト作成もしくはコンポジットコンポーネントを新規作成する際に設定せずにスキップしたオブジェクトMetaInfoの各項目について説明します。Project ExplorerタブでMetaInfo項目の下のオブジェクトを選択してダブルクリックするか、コンテキストメニューから「Edit」項目を選択してMetaInfoの設定値を編集できます。


説明

1

MetaInfo項目の下位のオブジェクトを選択します。

選択したオブジェクトによって、関連情報が編集できます。

2

選択したオブジェクトのプロパティ、メソッド、イベント、CSS、StatusのMetaInfo情報を編集します。

MetaInfo編集(プロパティ、メソッド、イベント)項目をご参照ください。

3

Edit Common Informationウィンドウを開いて、モジュールプロジェクト内で共通に使用するEnum、Unit、Refresh情報を編集します。

4

選択したオブジェクトのMetaInfo情報を編集します。

オブジェクトMetaInfoの編集

オブジェクトを生成する際に自動設定される項目

下記の項目は、オブジェクトを生成する際に適用された項目に修正できません。

設定可能な項目

項目

説明

shorttypename

オブジェクトのType Nameを指定します。

モジュールをインストールする際にType DefinitionでID、PrefixIDとして使用します。

デフォルト値はObject IDと同じ値に設定されます。

csscontrolname

オブジェクトコントロールのCSS TypeNameを指定します。

XCSSファイルを編集する際、セレクタとして追加できるコンポーネントリストに表示されます。

デフォルト値は[Object ID]_Control形式に設定されます。

subgroup

コンポーネントの下位タイプを指定します。

コンポジットコンポーネントの場合は、デフォルト値(Component)に設定されます。

csspseudo

オブジェクトのStatus情報使用有無を指定します。

Composite Component、Visible Objectは生成時に「true」に設定されます。

container

下位に他のオブジェクトを含めることができるかどうか指定します。

tabstop

Tabキーを使用してオブジェクトにフォーカスを移動するかどうか指定します。

cssstyle

オブジェクト、オブジェクトコントロールをXCSSファイルの編集時にセレクタとして使用するかどうか指定します。

「false」に設定すると、コンポーネントリストに表示されません。

defaultwidth

モジュール登録後、画面にコンポーネントを配置する際にデフォルト幅を指定します。

エミュレータを実行する際にデフォルト幅で反映されます。

defaultheight

モジュール登録後、画面にコンポーネントを配置する際にデフォルト高さを指定します。

エミュレータを実行する際にデフォルト高さで反映されます。

registration

オブジェクトに登録できるかどうかを指定します。

「deny」に設定した場合は、モジュールインストールの際にオブジェクトが表示されず、登録できません。

edittype

オブジェクトの編集タイプを設定します。

Menuコンポーネントなどを継承して生成したコンポーネントから継承した情報を使用します。

popup

実行時にポップアップの形で表示されるコンポーネントを設定します。

PopupMenu、PopupDivコンポーネントなどを継承して生成したコンポーネント、またはポップアップの形で表示されるコンポーネントの場合は、「true」に設定します。

edittypecomponent

テキストの編集領域の特性を設定します。

Edit、TextAreaコンポーネントなどを継承して生成したコンポーネント、もしくはテキストの編集領域を持つコンポーネントは設定できます。

dblclickevent

Designタブでコンポーネントをダブルクリックする際に生成するか、移動するイベント関数を指定します。

requirement

生成したオブジェクトの支援範囲を設定します。

実際の動作には影響を及ぼしません。

finalclass

生成したオブジェクトを他のオブジェクトの生成時に継承できるかどうかを設定します。

「false」に設定した場合、オブジェクトタイプによって新しいオブジェクトを生成する際に継承できるオブジェクトリストに表示されます。

icon

モジュールをインストールした後、nexacro studioに表示するアイコンを指定します。

モジュールオブジェクトにアイコンを設定して配布項目をご参照ください。

contents

コンテンツエディタを使用するかどうか指定します。

MetaInfo contentsプロパティに設定項目をご参照ください。

Common InformationのMetaInfo編集

項目及びアイテム追加

Edit Common Informationウィンドウで「+」ボタンをクリックすると、項目を追加できるウィンドウが表示されます。

Enum

項目

説明

ID

オブジェクトプロパティのEnuminfoもしくはEnuminfo2に指定する値を設定します。

Composit

2つ以上の項目を選択できるかどうか設定します。

「true」に設定した場合は、Delimiterに設定された値によってプロパティ値を設定します。

Delimiter

Composit値が「true」である場合、2つ以上の項目を選択した場合の区切り文字を設定します。

Composit値が「true」である場合は、nexacro studioでオブジェクトのプロパティを選択する際に2つ以上の項目を選択できるようにチェックボックスが表示されます。選択した値は、Delimiterとして設定した区切り文字を使用してプロパティ値を処理します。下記の例は、Editコンポーネントのinputtypeプロパティを選択した際にEnum情報が表示される画面です。

追加した項目を選択し、コンテキストメニューから 「Add」項目を選択すると、アイテムを追加できます。

項目

説明

Name

プロパティ値として使用する値を設定します。

Unit

項目

説明

ID

オブジェクトプロパティのUnitInfoとして指定する値を設定します。

追加した項目を選択し、コンテキストメニューから 「Add」項目を選択すると、アイテムを追加できます。

項目

説明

Symbol

プロパティウィンドウに表示する単位値を設定します。

Minimum Limit

最小値を設定します。

Maximum Limit

最大値を設定します。

Refresh

項目

説明

ID

オブジェクトプロパティのRefreshInfoとして指定する値を設定します。

追加した項目を選択し、コンテキストメニューから「Add」項目を選択すると、アイテムを追加できます。オブジェクトが継承・追加されたプロパティの中からアイテムを適用でき、適用したアイテムの順番を調整できます。

例えば、ComboコンポーネントのMetainfo情報からindexプロパティのrefreshinfo項目値は「selectitem」です。selectitem項目は下記のように構成されています。

<RefreshInfo id="selectitem">
	<Property name="text" />
	<Property name="value" />
	<Property name="index" />
</RefreshInfo>

nexacro studioプロパティウィンドウでindexプロパティ値を修正すると、refreshinfoに指定された順序に従ってtext、value、indexの順にプロパティ値を更新します。また、Generateコードからもrefreshinfoに指定された順序に従ってset_[value]関数を呼び出します。

obj = new Combo("Combo00",...;
obj.set_taborder("7");
obj.set_text("Combo00");
obj.set_value("3");
obj.set_index("-1");
this.addChild(obj.name, obj);

既存項目をコピーして修正

選択したオブジェクトのプロパティを選択し、Enuminfo、Enuminfo2、UnitInfo、Refresh Properties項目値を選択する際に新しい項目を追加できます。この時、既存の項目を修正して適用することができます。

Enum、Unit、Refreshが同じ方式で動作します。下記ではEnumを対象として説明します。

1

プロパティを選択し、追加する項目にある「+」ボタンをクリックします。

2

展開されたリストから「Inheritance」を選択します。

3

Add Enum Informationウィンドウで「+」ボタンをクリックして既存の項目を選択します。

4

IDとアイテムを修正して保存します。

5

修正した項目は、Common Informationウィンドウで確認できます。