リリースノート - 1月定期バージョンアップ(2021/02/05)

バージョン情報

Product Version

17.1.3.100

File Version

2021.1.26.1

使用環境やブラウザ機能の違い、もしくは製品の制約によって発生する事象については、「製品制約事項」文書を参照してください。

製品制約事項

新規機能

  1. ジェネレート前後に実行するコマンドが処理できるイベントを提供します。(RP 89643)

説明

• ジェネレート実行の前後に予めイベントに登録しているコマンドを自動的に実行する機能を追加しました。

>> ジェネレート後のイベントは成功・失敗に関係なく発生します。

• 実行するコマンドはToolsメニュー > Options > Project > Generate > Event画面で登録することができます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#2e83a9ae380343b2

  1. Module Developerを正式リリースします。(RC 85583)

説明

• nexacro studioと同じライセンスキーで認証されます。

• 基本的な機能は、Composite Compopnentの開発時に提供されていた内容と同じです。

• 使用可能な開発標準インターフェイスの内容をHTMLヘルプとして提供します。

>> Helpメニュー > 「Object Interface Function Manual」

• 詳細については「nexacroモジュール・デベロッパーガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/nexacro_module_developer_guide_ja

  1. boxShadowのspread、inset機能を追加しました。(RC 85765)

説明

• コンポーネントのboxShadowを通じて、影の効果を与える機能を提供します。

• insetを設定すると、へこんだように影が要素の枠内、背景色の上部、内部コンテンツの下部に描画されます。(CSS標準スペック )

• spreadを正数の値に設定すると影を拡張し、負数の値に設定すると影を縮小します。

• NREではサポートしません。

  1. MLMで現在のLayoutIDが取得できる機能を追加しました。(RP90436)

説明

• MLM(Multi Layout Manager)を設定しているフォームにて、現在表示されているレイアウトのIDを取得できる機能を追加しました。

>> 関数名: Form.getCurrentLayoutID()

>> パラメーター:なし

>> 戻り値:現在表示されているレイアウトのID値(stringタイプ)

  1. External Toolを登録する際に、コマンドプロンプトを使用する実行ファイルの処理結果をOutputウィンドウに出力するかどうかが設定できる機能を追加しました。(RP86689)

説明

• External Toolとして登録している実行ファイルに対して、コマンドプロンプトで実行され標準出力された処理結果をOutputウィンドウにて確認することができます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#e9296c787da32609

  1. nexacro studioのドッキングウィンドウに外部のnexacroアプリケーションを連動できるExternal Application機能を追加しました。 (RP 90460)

説明

• nexacroアプリケーションを登録する場合、External Applicationウィンドウを通じてnexacro studio内で実行します。

>> 登録:Tools > Options > Environment > External Tools

>> 活性化:View > External Applicationでウィンドウを活性化

• プロジェクト開発中にプロジェクト成果物を作成したり、開発メッセンジャーを連動することができます。(ただし、連動するためのプロジェクトはnexacroで作成する必要があります。)

• nexacro studioで開発中であるプロジェクト情報をExternal Applicationから取得できるAPIを提供します。

• External Applicationで使用可能なAPIを利用したテンプレートを提供します。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#364b21eafa4a27ac

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#1c55617b4328ce27

  1. nexacro studioにて使用するマクロ機能を追加しました。(RP 90459、86004)

説明

• nexacro studioで基本提供するマクロとプロジェクトごとに使用することができるユーザーマクロを提供し、「%(マクロ名)」の形式で登録および使用することができます。

• ユーザーマクロはプロジェクトごとの設定機能によって動作します。

• 基本提供するマクロの一部項目は、Options画面で設定した値で自動設定されます。

• 設定:Toolsメニュー > Options > Project > Macros

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#101e6cac2e3257e7

  1. 一度ビルドを正常に実行済みのOSに対してQuickBuild機能を追加しました。(RP 90149、90184)

説明

• 既にビルド機能を実行したことのあるOSに対して既存の設定値のままリソースのみアップデートしてビルドできる高速ビルド機能を追加しました。

>> 前回設定されたOSごとのUpdateTypeに応じて、PackingおよびBuildを実行します。

>> ビルド実行済のOSでのみ本機能を使用することができます。

>> Deployメニュー > 「Quick Build」項目を追加しました。(前回ビルドされた対象がある場合に有効化します。)

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#ee5e714a5971db0e

  1. WebViewコンポーネントを追加しました。(RP 88886)

説明

• Google YouTubeをサポートするために、WebView基盤の新規コンポーネントを追加しました。

>> Google YouTubeのIEサポート中断に伴い、WindowsのNREにてWebBrowserコンポーネントでYouTubeが再生できない問題があったため、本機能を追加しました。

>> 基本コンポーネントとして提供され、インターフェースはWebBrowserコンポーネントと同様です。

• 追加されたNRE基本モジュール:nexacroWinRTLib.dll、WebView2Loader.dll

>> WindowsのNREで正常に動作するためには、WebViewモジュールがインストールされている必要があります。

>> 上記以外の環境では、WebViewモジュールのインストールなしで正常に動作します。

• Windows7以上でサポートします。

>> Microsoft Edge WebView2 Controlのサポート有無によります。

  1. nexacro studioのテキスト編集ウィンドウでマウスホイール操作時のスクロール行数を指定できる機能を追加しました。(RP 88394))

説明

• Scriptタブ、Sourceタブ、CSS Textタブなどの画面で上下スクロールする際に一度に移動する行数を指定でき、内容が長い場合に高速スクロールができる機能を追加しました。

>> Tools > Options > Environment > Advancedより設定することができます。

  1. nexacro studioのプロパティリストにて、input filterエディタのテキスト削除機能を追加しました。 (RP 88490)

説明

• プロパティ名やイベント名をフィルタリングできるinput filterエディタに「X」ボタンを追加し、入力されたテキストを一括削除する機能を追加しました。

  1. nexacro studioにてユーザーが登録したTypeDefinitionのServiceに対して、サービス順序を指定できる機能を追加しました。 (RP 88802、91067)

説明

• Type Definition > Services画面のUser Service項目にて、各行の先頭のMoveアイコンをドラッグすることで順序が変更されます。

• 保存すると、変更後のServiceの順序がProject Explorer上に反映されます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#16a494ff73c96592

  1. nexacro studioにて編集可能なECMAScriptバージョンを選択できる機能を追加しました。(RP 89445、90811)

説明

• 開発者が編集時に使用可能なJavaScript(ECMAScript)バージョンを選択できる機能を追加しました。

>> ECMAScript 2015(ES6)機能をサポートするブラウザで、本機能を使用することができます。

>> ECMAScript5、ECMAScript2015(ES6)から1つ選択すると該当のシンタックスが使用可能になり、ジェネレーション時のエラーチェックの基準になります。(デフォルト値:ECMAScript 5)

>> ES5に設定した状態でES6のシンタックスでスクリプトを記述するとエラーが発生しジェネレーションが失敗します。

>> Toolsメニュー > Options > Environment > Script > Versionより設定することができます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#09bad0dec96661d9

  1. nexacro studioにてLaunch/QuickViewの実行時のオプション入力機能を追加しました。 (RP 89854)

説明

• Launch/QuickViewを実行する際にも実行オプションを入力して実行することができます。

>> system.execNexacro(strCommand) で指定するstrCommandと同じ値を入力することができます。

>> 「?」ボタンをクリックすると、リファレンスガイド(ヘルプ)が表示されます。

>> ツールの入力値とユーザー入力値が重複する場合、ユーザー入力値が優先されます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#452f8a937418f76b

  1. nexacro studioのスタートページにプロジェクトリストの編集機能を追加しました。 (RP 82612)

説明

• Start Page画面の「Recent Projects」項目に表示されるプロジェクトリストを固定・削除できる機能を追加しました。

>> 不要な項目を削除し、よく使用する項目を固定できます。

>> プロジェクトが含まれたフォルダを開くことができます。

>> Toolsメニュー > Options > Environment > General > Recent Filesより表示されるプロジェクト数を設定することができます。

• 詳細については「開発ツールガイド」をご参照ください。

- http://docs.nexaweb.jp/development_tools_guide_nexacro_17_ja#5f8a2e0b405c7f7f

  1. モバイルのNREにて制御が必要なアプリの状態を既存のnexacroイベントと連動して発生するように機能を追加しました。 (RP 90396)

説明

• 基本的にアプリが活性化するとonactivate、アプリが非活性になるとondeactivateイベントが発生するように機能を追加しました。

>> ウィンドウでのactivate、deactivate発生時と類似し、モバイル環境ごとに活性と非活性の定義は異なることがあります。

>> nexacro onactivateイベントの発生順序:MainFrame > ChildFrame > Form順に発生

>> nexacro ondeactivateイベントの発生順序:Form > ChildFrame > MainFrame順に発生

  1. backgroundに背景画像のサイズ設定(size)機能を追加しました。 (RC 85551)

説明

• CSS標準仕様のbackground-size機能を追加しました。

• 背景画像を倍率で拡大する機能をサポートします。

• 従来のストレッチ機能である-nexa-edge fixedwidth、fixed height = 0 を使用している場合には、画像倍率を調整できません。

• 参考

>> https://www.w3.org/TR/css-backgrounds-3/#the-background

  1. AndroidのソフトウェアキーボードのEnterキー入力UIの処理を改善しました。 (RP 86483、90480)

説明

• 入力タイプによって、AndroidソフトウェアキーボードのEnterキーUIの表示内容と実行内容を変更する機能を追加しました。

• AndroidのソフトウェアキーボードのEnterキーに対する追加処理をonimeactionイベントで処理します。

• AndroidのソフトウェアキーボードのEnterキー入力時にonkeydown(既存と同じ)→onkeyup(既存と同じ)→onimeaction(追加発生)イベントが発生します。


• onimeactionイベント、imeactionプロパティを新規追加しました。

>> Edit、MaskEdit

• editimeaction、maskeditimeactionプロパティおよびoncellimeactionイベントを追加しました。

>> Grid、ListView

  1. Step(画面分割)の動的変更機能を追加しました。(RP 90407)

説明

• 追加されたメソッドは、Form.setStepCount(count)です。

• Step数が動的に変更され、次のStepの構成を動的に変更することができます。

• stepindexプロパティ値は、stepcountプロパティ値が変更されると影響を受けることがあります。

• Formにてstepcountが0である場合、StepControlは生成されず、コンポーネントのpositionstepプロパティとは関係なく画面に表示され、スクロールとして処理します。

  1. Androidの自動化テスト(ui-automation)をサポートするように機能を追加しました。(RP 90405)

説明

• AndroidのNREでAppium Frameworkに基づいたUI自動化テスト機能を提供します。

• AndroidのNREはUIAutomator2インターフェイスに基づき、appium Android Driverと連動するためのインターフェイスを提供します。

• 自動化テストのスクリプトは、Eclipse/Java、TestNG環境にてWebDriver Scriptで作成します。

• nexacro accessibilityの有効化とは関係なく動作します。

  1. DataObjectにgetAllResponseHeaders、getResponseメソッドを追加しました。(RP 90200、90793)

説明

• 追加されたメソッドは、DataObject.getAllResponseHeaders、DataObject.getResponseです。

• request、loadメソッドの呼び出し後、response情報を詳細に制御できる機能を追加しました。

>> 通信成功の有無に関係なくヘッダー情報、通信データ取得が可能です。

>> 通信シーケンス上の通信情報が残っている場合にのみ、情報を取得することができます。

  1. ExcelImport/Exportにて、拡張子が「txt」であるファイルのサポートおよびインポートする範囲の設定機能を追加しました。(RP 86722、87795、90795)

説明

• ExcelImportObject、ExcelExportObjectにて拡張子が「txt」であるファイルを処理することができます。

• カラムデータの区切り文字設定機能および、まとめて処理する文字列を区分するためのテキスト修飾子文字設定機能を追加しました。

• ExcelImportObjectでimporttypeプロパティがCSV、TXT形式で設定されている場合に範囲を指定してインポートすることができます。

• XENIにも本機能を反映しました。

>> XENI for Nexacro17 V2.1.0

  1. メタキーキーが押下されたかどうかを取得できるプロパティを追加しました。(RP 84705)

説明

• 追加されたプロパティは、EventInfo Objects > ClickEventInfo > Property > metakeyです。

• キーボードでサポートするメタキーが押下されたかどうかの情報を取得することができます。

• サポート有無は実行OS環境および各ブラウザ環境に依存します。

  1. ExtensionAPIv2 KeyごとのモジュールのコピーのためのAliasパスを追加しました。(RP 90465、90377)

説明

• xmodule機能でextension dllをインストールする際に、Keyごとのモジュールを処理できるAliasを追加しました。

• 外部モジュールをインストールできるデフォルトパスとして使用します。

• JSON情報内のcopy_resource、update_resourcesにて使用することができます。

• 追加したAlias内容

>> %COMPONENTHOME%にパス追加:%USERAPP%/Component/[Key]/

>> system.convertRealPathメソッドに「%COMPONENTHOME%」Aliasを追加

変更機能

  1. ActiveX Generatorのコードテンプレートを変更しました。(RP 90872)

説明

• 自動生成するテンプレートコードから継承基盤の処理コードが欠落して、Pluginコンポーネントの修正内容が反映されていない問題がありました。

変更前

• Pluginコンポーネントの継承コードが欠落しました。

変更後

• Pluginコンポーネントの継承コードを適用します。

>> 既存のコードで既にエラーが発生している場合は再度生成する必要があります。(自動的に反映されません。)

  1. WindowsのNREにて表示されるFileDialogの見た目を、WebブラウザでサポートしているFileDialogの見た目と同様に変更しました。(RP 91141)

説明

変更前

• NREとWRE環境におけるFileDialogの見た目が異なっていました。

変更後

• NRE環境のFileDialogの見た目をWRE環境のFileDialogスタイルと同様にしました。

>> FileDialog.openメソッドのconstOpenModeパラメータの設定がLOAD、SAVE、MULTILOADである場合に該当します。

  1. nexacro studioでデプロイする際にプラットフォームごとの必須モジュールソースのみPackingするように変更しました。(RP 90422 90423 90425)

説明

• デプロイ時にプラットフォームごとに必要なライブラリとCSSファイルのみをPackingすることで、配布時のサイズを小さくしました。

変更前

• デプロイ時に全てのプラットフォームに対して同じライブラリとCSSファイルをPackingしました。

変更後

• デプロイ時にプラットフォームごとにそれぞれ必要なライブラリとCSSファイルのみをPackingします。

>> 過去のバージョンにframeworklibのみ差し替えて使用する場合にはエラーが発生するため、必ず最新バージョンで再ビルドを行ってください。

  1. AndroidのNREにてMonolithic Content Viewの使用時にKeyごとに保存場所を分けるように変更しました。(RP 91140)

説明

• AndroidのNREにてMonolithic Content Viewを使用してActivityごとに異なるKey値を設定する場合には、Keyごとに保存場所が分かれておらずに、サーバーモードでしか使用できなかった問題が解消しました。

• ヘルプにてAliasの誤記を修正しました。

>> system.convertRealPathメソッド

変更前

• %USERAPP% : /data/data/[PackageName]/files/NEXACRO/

変更後

• %USERAPP%にKeyが設定されている場合、Key名を含めた値で処理するように変更しました。

• %USERAPP%:/data/data/[PackageName]/files/[Key]/

>>Keyのデフォルト値は「NEXACRO」です。

  1. モバイル用のNREのファイル選択ダイアログをWebブラウザと同様のUIに変更しました。(RP 82056、90826、91098)

説明

• コンポーネントからファイルを選択する際に表示するダイアログの見た目を一般的なモバイルアプリがサポートする見慣れた形に変更し、既存の外部アプリとの連動方法も変更しました。

変更前

• AndroidのNREでは本機能を提供において、別途の作業によって処理していました。

• iOSのNREでは、ImagePicker、FileDialogが別途の作業によって処理されていて、Androidの処理と類似していました。

変更後

• デバイスがサポートするUIと類似した見た目で提供し、異質感を最小限に抑えました。

  1. PopupMenuの第一レベルにアイコン、チェックボックスを表現できるように変更しました。(RP 90153)

説明

変更前

• 非サポート

変更後

• PopupMenuのメニューはinnerdatsetプロパティにより構成します。

• アイコンとチェックボックスが同時に設定されている場合は、チェックボックスが優先されます。

• アイコンとチェックボックスの中でより大きい画像サイズでコントロールのサイズを処理します。

• Tray > TrayPopupMenuも同様です。

  1. AndroidのNREにて、VideoPlayerコンポーネントを軽量のプレイヤーに変更しました。 (RP 90401、90402)

説明

• AndroidのNREでサポートしているVideoPlayerコンポーネントの機能のうち、使用頻度が低く性能低下の原因となるvr360mode(360度VRで撮影された映像をモバイルセンサーとタッチ入力で回転させるかどうかを設定)をduplicateとし、基本機能の充実した軽量プレイヤーを提供します。

>> 既存のvr360mode機能は、追加としてExtensionモジュールの形でサポートする予定です。

• NREでサポートしている機能をチェックし、サポート有無を変更しました。

変更前

• vr360modeプロパティ:サポート

• play( [strPlayMode] )メソッド:[strPlayMode]サポート

変更後

• vr360modeプロパティ:非サポート

• play( [strPlayMode] )メソッド:[strPlayMode]非サポート

• showcontrolbarプロパティ:WindowsのNREを非サポートに変更

  1. calendarコンポーネントにて、月・日の値としてinvalid dateを入力できるように入力処理を変更しました。(RP 89497)

説明

変更前

• 日付としてinvalid dateを入力できないように、不正な日付入力を制限していました。

変更後

• 入力された日付がinvalid dateでも、ユーザーの入力が制限されないように入力方式を変更しました。

  1. Environmentオブジェクトのhttptimeoutプロパティのデフォルト値を変更しました。(RP 90860、90850)

説明

変更前

• デフォルト値としてNREは60秒、WREは30秒でそれぞれ異なる値で動作していました。

• 設定値が「0」である場合、無限待機ではなく30秒で動作していたため、無限待機にする方法がありませんでした。

変更後

• WREのデフォルト値を60秒に変更し、デフォルト値は一括60秒になります。

• 設定値が「0」である場合、無限待機になります。

  1. AndroidのNREにて、V8エンジンをバージョンアップしました。(RP 91142)

説明

変更前

• V6.1.534.41

変更後

• V8.2.297.3

• バージョンアップにより、スクリプト実行時の性能が向上しました。

  1. AndroidのNREにて、スクロールの改善を行いました。(RP 90417、90420)

説明

• AndroidのNREでは、従来よりスクロール動画が改善され、体感性能が向上しました。

>> SKPicture Recording機能追加により、描画される内容をレコーディング処理した後にドローイングの時点で一気に描画する方式で性能が改善しました。

>> Redrawする領域のアップデートを遅延させて処理する方式で性能が改善しました。

エラー修正

基本コンポーネント / オブジェクト

Calendar

RP

説明

91274

innerdatasetプロパティを設定しているCalendarコンポーネントにて、calednareditに日付が入力されない不具合を修正しました。(17.1.2.400以降のバージョンで発生したエラーです。)

91017

editformatプロパティ値が「yyyy mm」(年 分)であるCalendarコンポーネントにて、分の値として13以上59以下の値が入力されない不具合を修正しました。

91015

Calendarコンポーネントに入力している値を部分選択して切り取ったり削除した後、再度入力すると、月の値として「11」と「12」が入力されない不具合を修正しました。(Chromeで発生したエラーです。)

89780

typeプロパティ値が「system」であるCalendarコンポーネントのポップアップカレンダーより日付を選択した後、typeプロパティ値が「normal」であるCalendarコンポーネントのポップアップカレンダーよりBluetoothキーボードの方向キーで日付が選択できず、Enterキーでポップアップが閉じられない不具合を修正しました。(iPadOSで発生したエラーです。)

Edit

RP

説明

91151

Editコンポーネントにバーコードスキャナーから読み取った値を出力する際に、前回読み取った値が出力される不具合を修正しました。

90891

スクリプトによりEditコンポーネントのvalueプロパティ値を「null」に設定してフォーカスを移動した後にテキストを入力すると、ステータスがnulltextのスタイルのままで表示される不具合を修正しました。

90846

Editコンポーネントに日本語IME変換途中で他のコンポーネントをクリックすると、フォーカスが移動する不具合を修正しました。(iPadOS14のWREで発生したエラーです。)

ExcelExportObject

RP

説明

91337

ExcelExportObjectオブジェクトにてexportfilepasswordプロパティを設定している場合、スクリプトエラーが発生する不具合を修正しました。(XENI 2.0以降のバージョンで発生したエラーです。)

91269

ExcelExportObjectオブジェクトのexportData、exportDataExメソッドの実行時に、ExportItemとして指定しているGridコンポーネントのヘッダーのborderスタイルが正しく表示されない不具合を修正しました。(17.1.2.400以降のバージョンで発生したエラーです。)

90571

ExcelExportObjectオブジェクトにて、送信データのcolor値に大文字が含まれている場合に処理できず、該当のcolor値が出力されない不具合を修正しました。

FileUpTransfer

RP

説明

90786

FileUpTransferコンポーネントにて、2つ以上のファイルをアップロードできない不具合を修正しました。(AndroidのNREで発生したエラーです。)

ListBox

RP

説明

91002

Environment.enabletoucheventプロパティ値が「true」である場合、ListBoxコンポーネントをタッチする際に発生するイベントが正しく処理されない不具合を修正しました。

Graphics

RP

説明

87933

GraphicsTextオブジェクトにて、fontプロパティを未設定にした場合にテキストが表示されない不具合を修正しました。

Grid

RP

説明

91182

displaytypeプロパティを「maskeditcontrol」に設定しているセルにてexprプロパティ値が適用されない不具合を修正しました。

91144

ツリービューとして設定しているGridコンポーネントのshowselectionプロパティ値が「true」であり、且つselecttypeプロパティ値が「multiarea」である場合、選択したセル領域とborder表示領域が一致しない不具合を修正しました。

90941

GridコンポーネントのCellControlにて、calendardisplaynulltypeプロパティ値として設定しているexpr値が処理されない不具合を修正しました。

90905

edittypeプロパティ値が「combo」もしくは「checkbox」でるセルをBluetoothマウスでクリックした場合に動作しない不具合を修正しました。(iPadOS14のWREで発生したエラーです。)

90859

Environment.enabletoucheventプロパティ値が「false」である場合、Gridコンポーネントのセルをタッチすると、スクリプトエラーが発生する不具合を修正しました。(Microsoft Surfaceで発生したエラーです。)

90572

Gridコンポーネントのセルにて、ポップアップカレンダー(DatePicker)を開いた状態で方向キーを押下すると、日付が選択されずに他のセルに移動する不具合を修正しました。

88599

Gridコンポーネントにてsuppressを適用しているセルを編集して完了すると残像が残る不具合を修正しました。

GroupBox

RP

説明

90112

GroupBoxコンポーネントにてonrbuttonup、onrbuttondownイベントが発生しない不具合を修正しました。

MaskEdit

RP

説明

91054

TabPage内のMaskEditコンポーネントのcanchangeイベントハンドラ関数内でshowmodalメソッドを呼び出した際に、canchangeイベントが重複して発生する不具合を修正しました。

Menu

RP

説明

91319

Menuコンポーネントのfittocontentsプロパティを「height」に設定している場合、下部に不要な余白が表示される不具合を修正しました。(17.1.2.600以降のバージョンで発生したエラーです。)

Static

RP

説明

90981

Staticコンポーネントのtextプロパティ値として長い文字列を設定している場合、画面をスクロールする際の動作が遅い不具合を修正しました。(モバイルのNREで発生したエラーです。)

その他(テキスト編集領域を持つコンポーネント)

RP

説明

90896

TextArea、Edit、MaskEditコンポーネントにて、日本語IME入力の確定前の状態で文字が貼り付けられる不具合を修正しました。(iPadOS14環境でBluetoothキーボードを使用する場合に発生したエラーです。)

90892

Edit、TextAreaコンポーネントにて、韓国語の入力中にCTRL+Zキーを押下すると、最後の入力文字ではなく、全ての入力中の文字列が取り消されてしまう不具合を修正しました。(Windows7のIE11で発生したエラーです。)

90864

Edit、TextAreaコンポーネントにて、入力された韓国語を選択し「漢字」キーを押下した際に、漢字変換ダイアログボックスが表示されない不具合を修正しました。(WindowsのNREで該当の機能をサポートするよう修正しました。WREでは各ブラウザに依存します。)

その他(基本コンポーネント/オブジェクト)

RP

説明

91361

System.notificationtoken値が「null」として処理される不具合を修正しました。(17.1.2.500以降のバージョン、且つAndroidのNREで発生したエラーです。)

91261

system.setClipboardメソッドの実行時にアプリが異常終了する不具合を修正しました。(AndroidのNREで発生したエラーです。)

91250

Menuコンポーネントにフォーカスがある状態で、Buttonコンポーネントに設定しているhotkeyによりMenuコンポーネントのiconcolumnプロパティを設定した後に、他のhotkeyが動作しない不具合を修正しました。(17.1.2.300以降のバージョンで発生したエラーです。)

91242

showModalメソッドで表示したモーダルウィンドウにて、Gridコンポーネントのoncelldblclickイベントハンドラ関数内で一度ウィンドウを閉じてから再度ポップアップウィンドウを開くと、スクリプトエラーが発生する不具合を修正しました。

91231

Serviceのタイプが「bs」で登録されているサーバーからメタデータを受信する際に、inputとoutputが同じ名前のDatasetオブジェクトに設定されている場合、データを受信できない不具合を修正しました。

90990

Divコンポーネント内のコンポーネントのvalueプロパティ値がデータが存在しないDatasetオブジェクトとバインドされた場合に、Divコンポーネントのenableプロパティを一度「false」に変更してから「true」に戻すと、該当のコンポーネントが編集可能な状態になってしまう不具合を修正しました。(Datasetオブジェクトのデータが存在しない場合に、バインドされたコンポーネントはdisabled状態で表示されます。)

90953

ColumnInfoオブジェクトのtypeプロパティ値が「BIGDECIMAL」である場合、一部の値が処理できず表示されない不具合を修正しました。

90876

system.printメソッドにより印刷した場合、背景色が黒で出力されたり、コンポーネントが一部しか出力されない不具合を修正しました。(WindowsのNREで発生したエラーです。)

90850

nexacro studioのプロパティリストにて、Environmentのhttptimeoutプロパティを未設定にしているか、入力されているプロパティ値を削除した際にデフォルト値が反映されない不具合を修正しました。

DeviceAPI

RP

説明

90900

Geolocationオブジェクトのonrecvsuccessイベントの発生時にGeolocationEventInfo.sourcetypeプロパティ値が取得できない不具合を修正しました。

nexacro studio

RP

説明

91302

Resource Explorerにて、Generate Serviceを行うとエラーが発生する不具合を修正しました。

91266

Serviceのタイプが「bs」もしくは「metadata」であるサーバーとの通信時にErrorCodeおよびErrorMsgのデータがoutputウィンドウに出力されない不具合を修正しました。

91244

Windowsのディスプレイ設定にて、解像度を高解像度に設定した上で項目のサイズの拡大縮小を推奨値より小さく設定した場合、nexacro studioのウィザード画面のサイズが正しく表示されない不具合を修正しました。

91236

モジュールのインストール時にUpdateTypeを「Update」に変更している場合、Module/Sourceのデフォルト値が設定されない不具合を修正しました。

91217

nexacro studioのプロパティリストにてCombo、ListBox、PopupMenuコンポーネントのitemheightプロパティ値を変更したり削除した際に、デフォルト値が正しく適用されない不具合を修正しました。

90809

nexacro studioにてGitの設定を解除すると、Gitのoutputウィンドウが消える際に画面の色が正常に表現されない不具合を修正しました。

Easy UI

RP

説明

91310

fn_GetFieldUserAttributeList関数から返されるedittypeプロパティ値が「Enum」である場合、User Attributeに追加する際にenumlistが適用されない不具合を修正しました。

その他

RP

説明

91382

AndroidXライブラリでビルドしたアプリにNotification Serviceが含まれている場合に、アプリのロード時に異常終了する不具合を修正しました。(AndroidのNREで発生したエラーです。)

91330

アプリのロード時にエラーが発生する不具合を修正しました。(AndroidのNREで発生したエラーです。特定の産業用モバイル機器で発生したエラーです。)

91035

アプリ実行時に「-NC」オプションを追加した場合、ログファイルが生成されない不具合を修正しました。(WindowsのNREで発生したエラーです。)

89983

スタイルのfont-familyの設定にて、ユーザーの端末にインストールされていないフォントが定義されている場合、それ以降のフォントが適用されず、代替フォントで表示される不具合を修正しました。(WindowsのNREで発生したエラーです。)

ヘルプ内容の修正および追加

RP

説明

91357

ヘルプの項目のXPushオブジェクトのsubscribeメソッドにて、strTypeパラメータの説明を補完しました。

91333

ヘルプの項目のExcelImportObjectオブジェクトのimportData、importDataExメソッドにて、strRangeパラメータの説明を補完しました。

91260

ヘルプの項目のsystem getClipboard、setClipboard、clearClipboardメソッドにて、サポート環境の誤記を修正しました。

90900

ヘルプの項目のGeolocationEventInfoオブジェクトのsourcetypeプロパティにて、サポート環境の誤記を修正しました。

90860

ヘルプの項目のEnvironmentオブジェクトのhttptimeoutプロパティにて、デフォルト値に関する説明を修正しました。

90699

ヘルプの項目のloadstyleメソッドにて、Remarkの説明を補完しました。

90112

ヘルプの項目の各コンポーネントのonrbuttondownイベントにて、Default Actionの説明を補完しました。

87935

ヘルプの項目のGraphicsLineオブジェクトからサポートしないhasSegmentsメソッドを削除しました。

87934

ヘルプの項目の各コンポーネントのisPointInPathメソッドにて、シンタックスの誤記を修正しました。